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Koboパーク宮城の概要・基本情報・設備を画像つきで紹介

 宮城県仙台市に所在する宮城野原公園総合運動場内の野球場。正式名称は宮城球場と言い、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である。

 かつてはロッテオリオンズが1973~1977年の間、前本拠地の東京スタジアムが閉鎖された事でジプシー球団になってしまった経緯があり、本拠地として使用していた。しかし本拠地とは名ばかりで、開催は最大でも1977年の38試合に留まっている。

 ロッテが本拠を置いていた期間の1974年にはリーグ優勝も果たしたが、日本シリーズの開催球場は収容人数の少なさから使用されることはなく、後楽園球場を使用した。
 当初から首都圏に本拠を置きたかったロッテは、その後1978年に川崎へ移転。しかし川崎移転後も2004年迄の間は宮城球場で主催試合を開催していた。

 2005年からは新規参入球団である東北楽天が本拠地とする事が決まり、大規模な球場改修工事が段階を踏んでなされ、現在に至っている。

 2005年からは命名権も併せて導入され、2007年までフルキャストスタジアム宮城、2008~2013年まではクリネックススタジアム宮城、2014年~2016年までは楽天koboスタジアム宮城、2017年からはKoboパーク宮城に変更されている。

 野球場の改装として実に成功した一例である。球場の設備も勿論だが、楽天球団のファンに対する心配りが非常に好感の持てる野球場。いかにリピーターを増やすか、いかに地域密着が出来るか、とことん追求した楽天の球団努力の賜物である。

基本情報

■宮城県仙台市宮城野区宮城野2-11-6
■両翼 100.1m  中堅 122m
■開場 1950年
■収容 28,736人
■使用球団 東北楽天ゴールデンイーグルス

アクセス

最寄駅はJR仙石線の宮城野原駅で、下車後徒歩5分。また、一つ隣の榴ヶ岡駅からも徒歩7分とアクセスが非常に良い。どちらの駅も仙台駅からは170円。

 また、仙台駅からも歩けない事もなく、宮城野大通を直進して約20分。仙石線のホームが地下にあるため、球場までそのまま徒歩で行くファンも多いようだ。また、宮城野原駅も地下駅。楽天の本拠地となってからは入口の屋根に大きなヘルメットのオブジェが置かれた。

 球場までは1軍公式戦開催日に限りシャトルバスが運行されている。

 仙台駅東口46番のりばから5~10分間隔で運行しており、運賃も大人100円・小人50円とJRよりも安い。また、降車場が先述のJRの2つの駅よりも球場に近い場所にあるので、公共交通機関の中でもアクセスが一番良い。

ギャラリー

内野スタンド

 フィールドは楽天が本拠とした時から内外野ともに全面人工芝に替えられた。ボールパーク志向を前面に打ち出しているだけにここだけが残念。
(注:2016年より内外野天然芝に張り替え)

 また、2012年シーズンまでは両翼が最も広い野球場であったが、ホームランが出にくいとの事で改修工事が行われ、両翼が101.5mから100.1mへ狭くされた。また、フェンスも2.8mから2.5mへと変更されている。

外野スタンド

 外野スタンドはセパレート式で、腰位までのちょっとした背もたれが付いているタイプ。スタンドの傾斜も緩やかで非常に見やすい。また、通常のシートの他にもペアシートやトリプルシートなどの複数名での利用が可能なシートもあり、多種多様。

 外野スタンドからスコアボードを見ると、後方では一部見えない座席もある。宮城球場時代からの歴史ある鉄骨の照明塔が見事に調和して違和感を感じさせない。従来芝生席だったスタンドを後部に拡張したため、下部も屋根つきのコンコースとなった。

スコアボード

 スコアボードは楽天参入時の改修で電光掲示式に替えられた。また、2009年のオフには右中間スタンドの後方に巨大なオーロラビジョンが設置された。選手の情報がインプレー中も表示されており、この辺りにもボールパークのテイストが盛り込まれている。

コンコース

 内野のコンコースは既存の球場を丸々外側を囲むように5階建てのボールパーク養成ギプスが造られた。実際に中を見てみると改修前からの外壁や階段がそのまま残る。

 近年建て替えや取り壊しなどで歴史ある野球場が消滅されていく危機にあるが、このように既存の球場をこれだけグレードアップして改修した事例として嬉しい限りだ。

EAGLES' NEST(イーグルスネスト)

 内野1塁側スタンドの下にEagles' Nestと呼ばれるスポーツラウンジがある。当日のチケットを持っていれば入場可能。 内野1塁側スタンドの下にEagles' Nestと呼ばれるスポーツラウンジがある。当日のチケットを持っていれば入場可能。

 もちろん試合の模様はモニターでも確認が可能で、試合前などには過去の映像なども放送しており、ファンには必見。

 また、選手のサイン色紙やユニフォームが飾られていたりと、ここにいるだけでも楽しめてしまう。このような感覚のスポーツラウンジは国内の球場では最もメジャーテイストが強い。