スポーツの雑学・豆知識

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川崎球場の概要・基本情報・設備を画像つきで紹介

 ロッテオリオンズの本拠地だった野球場。1991年にロッテが千葉に移転するまで使用していた。また、ロッテが本拠地とする以前は大洋も本拠地として使用しており、両リーグで活躍した。

 そもそも開業当初は社会人など、アマチュア野球のために建設された。隣接して競輪場と競馬場もあり、工業地帯でもあった川崎の労働者の一連の娯楽施設であった。

 大洋が本拠地としていた時代にはかなりの賑わいを見せたが、ロッテが本拠地として使用した頃には第一次産業の労働者の雇用形態が変わった事もあり、観客数は激減した。

 晩年は球場の老朽化も激しく、また当時のパリーグの不人気とも相まって"客の入らない野球場"のイメージが定着してしまった。

 ガラガラのスタンドでは、流しそうめんやキャッチボールをする輩がいた事がテレビの珍プレーで放送された事で、さらにイメージの悪い野球場となってしまった。

 しかし、あの名勝負1988年の「10.19」の舞台はここである。ロッテ-近鉄のダブルヘッダーに、普段ではありえない観客の数が押し寄せた。近鉄ナインの涙を見て感動したファンも多かっただろう。

 1991年に人工芝に張り替え、スコアボードを新調したにも関わらず、翌年にはロッテは千葉へ移転してしまった。千葉へ移転後も何試合か公式戦が開催されたが、盛況とはならなかった。

 最終戦は2000年3月にかつて本拠地としたロッテと横浜がオープン戦を行い、この日を最後に閉鎖された。

 耐震問題でスタンドを取り壊す事が決定したが、フィールドやフェンス、照明塔の一部は軟式野球場としてそのまま残す事が決定。以後、アマチュア野球やアメフト、その他イベントで第二の余生を送っている。

 

 入れない人で溢れた「10.19」の舞台も 今ではひっそりと軟式野球場に生まれ変わった。

 残った照明塔は、川崎球場の全てを見てきたのだろう。

 ただ、スタンドは取り壊されたものの、跡形すら無くなってしまう野球場がある今日で、こうして同じ野球場として使用されていることはとても幸せであろう。

 名物の"ラーメン"も"ファンコーナー"も今では無いが、この場所へ行けば今でも思い出が蘇ってくる。

 最後は超満員のスタンドに見送られた川崎球場。

 狭さが故に生まれたドラマは数えきれない。

 人工芝に張り替えた年、"テレビじゃ見れない川崎劇場"を謳い文句に、来客をアピールしたポスターが出た。

 当時パリーグの試合はテレビ放送も無かったため、数々のドラマを生んだ川崎球場ならではのポスター。

 観客動員が少ないため自虐的ともとれるアピールではあったが、非常にユーモラスで話題を呼んだ。

 今となっては貴重な球場を上空から見た写真。ライトスタンドがいびつな形をしている様子もよく分かる。