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山日YBS球場 (小瀬スポーツ公園野球場)の概要・基本情報・設備を画像つきで紹介

 

山梨県・甲府市のメインスポーツ公園である小瀬スポーツ公園内にある野球場。地元では小瀬球場と呼ばれ、プロ野球開催で「甲府」の記載があればここの野球場を指す。

 1986年に開催されたかいじ国体に向けて、小瀬スポーツ公園の中に新たに陸上競技場などとともに建設されたのが始まり。1985年に開場した。

 元来ナイター設備が備わってはいなかったものの、2006年3月に改修工事が行われ、6基の照明塔の新設とスコアボードの電光掲示板化が行われ、プロ野球を誘致する設備が整った。

 県体育協会がこれを受けて12球団に公式戦開催を要望したところ、2007年に横浜主催による県内では35年ぶりとなるプロ野球公式戦が行われた。

 

 

基本情報

所在地 山梨県甲府市小瀬町840
アクセス JR中央線「甲府」駅より
山梨交通バス「小瀬スポーツ公園正門」下車
グラウンド 両翼92m 中堅120m
収容人数 19,955人
駐車場 あり(無料)

 

 

アクセス

 甲府市は東京から約100km、JR中央線や中央自動車道がほぼ直線で両者を繋いでおり、甲信越地方とは言えど関東地方へのアクセスが非常に良い場所だ。

 周りを山々に囲まれている盆地であるため、夏は非常に暑い。甲府は風林火山で有名な武田信玄が本拠を置いた地であり、県内各所には信玄ゆかりの地が多数存在する。

 その甲府市のほぼ中央、甲州街道をやや南に入った所に小瀬スポーツ公園がある。球場までの道路は1本道で、周辺にはぽつぽつと民家がある程度で、非常に気持ちがいい。

 プロ野球では地方球場であるが、隣接する陸上競技場はJリーグ・ヴァンフォーレ甲府の本拠地であり、ヴァンフォーレを応援するノボリが目立つ。


 甲府駅南口8番乗り場から山梨交通バスで行くと、ちょうど公園前に停車する。時間は30分ほどかかるものの、非常にアクセスは良い。

 ただ、来場者の大半は自動車でのアクセスが多いようだ。駐車場は大型の駐車場を兼ね備えており無料。夜は22時で閉鎖してしまうようなので、ナイター時には注意が必要。

 緑に囲まれた野球場で、外周通路も緑がいっぱいだ。外野席の入場待ちの列も木陰で並びやすい。

 球場正面にはグッズも販売されていて、終始賑やかなムード。

 少し複雑な、柱が入り組んだようなデザインになっている。そこに小瀬球場でもなくただ「野球場」の文字だけが記載されているのが非常に滑稽。地方球場らしい一面だ。

 

 

ギャラリー

 

内野スタンド

 

 

 内野は土、外野は天然芝のオーソドックスなスタイル。

 2006年の改修の際にフェンスの色が青色から濃緑色に変更された。フェンスを含め広告は全く無く、非常にすっきりしている印象。地元山梨の独特の広告が見られないのは少々寂しい。

 

 スタンドはネット裏は背もたれ付の一人がけシート、それ以外は背もたれ無しのベンチシートタイプ。屋根のようなものは全く無く、完全なオープンな球場である。内野席だけで7,931人を収容可能。

 内野席で目に付くのは、一塁側内野席の最上段にはテレビカメラ台がある事だ。球場の造りと一体になっており、ここだけは屋根も完備されている。 

外野スタンド

 

 外野はライトとレフトで別々に入場口が設けられており、スタンドのほぼ中間位置に入口がある。

 球場内に売店が設けられていないため、球場外の入口の両脇に仮設テントで売店が営業している。地方球場にしては割とメニューが豊富で、価格的にも安めの値段設定。買う際には一度門の外へ出なければならない。

 入口脇なだけあり、開門前は入場待ちの列がどちらかに続いていく事を考えると、一方のテントをどちらかに寄せるべきだろう。これは配置を考えた人間の設定ミスだ。

 入場待ちなどに慣れていない事が露呈されてしまっている。

外野席は奥行きが割と広く、天然芝生席であるため中段と最前列にアスファルトの通路が設けられている。

 この中段の通路のお陰でかなり動きやすい造りになっている。

 長野などでは階段付のもっと立派なものもあるが、芝生席内の移動は混雑してくると大変不便なものだ。大概芝生席のある野球場ではこの配慮はなされていないだけに、素晴らしい設備である。

 なぜか左翼席にのみ(右翼席にはない)5,6本の樹木が植えられているのが意味が分からなくておもしろい。

 だいたい場内のこんな所に木があると、テンションが上がって木登りをする輩が現れるのだが、案の定数名確認された。

 外周通路は木陰になっており、散歩がてら歩いていると非常に気持ちがよい。

 ゲート式の外野入場口は独特。入場列がその後外周に沿って伸びていくが、売店と同化してしまう。

 

 外野から観戦すると、内野スタンドが思ったよりも大きくはないお陰で、あまり圧迫感も無く観戦できる。

 フェンスも背は高いものの、継ぎ足した感も無く非常にすっきりしたフェンスで見通しが良い。
 フェンスに遮られないように観戦をするなら、最上段の方まで上らないと不可能。勾配もちょうどいい角度なので見やすい。

 芝生席は、あまり使用されていない割にはかなり荒れている印象。芝が短めに刈られており、地面のゴツゴツした感じがして、座っているとだんだん落ち着かなくなってくる。

 造りは非常に良いのだが、入場口がスタンドの真ん中にあるため、ファンが分断されてしまう。その為ファンがスタンドで固まるよりはばらけてしまう傾向にあるようだ。


 ちなみに、この球場の照明塔は後から改修工事の際に建てられたもので、球場の外周通路より更に外側より中を照らしている。

 結構離れた位置からの照明なので、ナイターではどれ位の明るさになるか懸念していたが、これがまた明るい。先ほどの左翼席の木の下以外はほぼ問題ない明るさだ。

 トイレはセンターのバックスクリーンの裏に1箇所、両翼ポール際外野スタンドの切れ目に1箇所ずつ計3箇所ある。

 驚いたのはトイレにもスピーカーが設置されており、球場の音声が聞こえる仕組みになっている。ボリュームがかなりのもので、少々耳障りだ。

 場内のスピーカーも言える事だが、登場曲などの音がたまに割れてしまい聞きづらい。もう少し改善できないだろうか。

 

スコアボード

 

 

 スコアボードは従来パネル式であったが、2006年の改修時にこれも変わった。3色のLED式で、非常に見やすい。川崎球場の末期に使用されていたものや、千葉マリンのものに素材が非常によく似ている。

 地方球場ながら経過時間、球速、打率、本塁打数も表示可能で、なんと千葉マリンと同じ風速計までもが装備されている。


 かなりレベルの高いスコアボードで、ある程度のメッセージならスコアの左側に表示可能。この日は地元テレビ局のUTYの宣伝が常時表示されていた。

 個性的な形で、かなり上部まで持ち上げたようなスタイルが印象深い。

 収容人数は若干少ないが、プロ野球を開催するには十分な設備が整った。従来の高校野球やプロ野球の二軍戦だけのイメージから、毎年開催されるような地方球場へステップを踏んでほしい。

 外野後方には甲斐の山々を臨み、非常に気持ちの良い野球場だ。