愛知県豊橋市の岩田運動公園に所在する野球場。
開場は1980年。以来、野球場の規模から主にプロ野球の二軍戦が開催されてきた。
その後01年に、フェンスや照明施設の改修が行われ、翌02年に豊橋市内では47年ぶりの中日×阪神の公式戦が行われた。
その後は中日が年に1試合、一軍の公式戦を行っており(03年はオープン戦の予定だったが雨天中止)、名古屋からも近い地域柄もあり毎年盛況している。
尚、豊橋にはもう1つ、JR豊橋駅からも近い豊橋公園内に豊橋球場という野球場が存在するが、プロ野球開催でいう「豊橋」はこちらの豊橋市民球場の方であるので注意が必要。
チケットの販売を以前は地元でしか行っていなかったため、購入できない事態が多かったが、近年では各プレイガイドでも扱うようになり改善されている。
基本情報
所在地 | 豊橋市岩田町 1-2 |
アクセス | 豊橋鉄道東田本線 「運動公園前」電停下車 徒歩2分 |
グラウンド | 両翼93m 中堅115m |
収容人数 | 15,895人 |
駐車場 | 無料 (併設の駐車場は試合開催日は使用不可。豊橋競輪場が臨時駐車場) |
アクセス
【鉄道・バス】
JR豊橋駅からは豊橋鉄道東田本線(通称:市電)に乗り、終点の運動公園前電停下車。
電停から球場のある岩田運動公園が降りて目の前なので、アクセスが非常に良く分かりやすい。
ただ、豊橋駅から市電に乗る際に、この運動公園前行きと赤岩口行きがあり、豊橋駅前からは交互に発車しているので、不慣れな方は乗り間違えないように注意が必要。所要時間は約20分で150円。
運動公園前電停を降り、横断歩道を渡るとすぐ目の前が岩田運動公園だ。
【自動車・マイカー】
岩田運動公園の駐車場は、プロ野球開催時には全て関係者用の駐車場や臨時シャトルバスの乗り場になるため使用不可。
そのため、球場から徒歩約15分の所にある豊橋競輪場の駐車場が臨時駐車場として使用できる。
駐車場としての台数は確保できるているのだが、如何せん球場から遠い。ここから球場までのシャトルバスなどは発着しておらず、少々不便である。
ちなみに、この臨時駐車場の他にも、岩田運動公園周辺の民間駐車場に停めるのも1つの方法だ。球場近くの喫茶店「Four Season」では駐車場を\2,000/日で営業していた。
ギャラリー
内野スタンド
フィールドは内野が土で外野は天然芝。
シートは、バックネット裏の前側の席のみ腰までの背もたれ付きシートで、その他は全てベンチシートタイプ。
バックネットの支柱が改善されておらず、太いポールがスタンド前部に二本、視界を遮っている。
外野スタンド
外野スタンドは全面芝生席。お世辞にもキャパが大きいとは言えないので、開門後しばらくするとすぐ満席状態。
フェンスが非常に高いのが特徴で、現在のものは2002年に改修した際に、従来よりも更に高く設定された。
観客の乱入防止や球場の狭さによるホームランの減少を見込んでの設置だが、スタンドからはかなり見難いのが残念。
外野売店はセンター一箇所のみ。トイレや入場口もセンターにあるので、試合中は大変な混雑を覚悟で。
スコアボード
バックネット裏にはカウント表示のみ。プロ野球開催時には放送ブースが仮設で設置される。
スコアボードは磁気反転式。イニング表示部分にはメッセージの表示が可能だが、安打数と失策数などの表記は無い。
配置がバックスクリーン上ではなく、今では数少なくなったライトスタンドに鎮座するタイプ。
コンコース
内野コンコースは狭く、混雑時には離合が困難。スタンド部分が屋根も兼ねているので雨天時には重宝できる。
内野コンコースは狭いが、売店など設備はきっちりと揃っている。
さすがは愛知県、手羽先(\500)や味噌串かつ(\500)、ファンの間で有名なガッツ氷(\300)も販売。
コンコースの壁面や階段など所々で昭和の匂いを感じられる部分があり、こうした球場も今では貴重である。
内野スタンド下に存在するブルペンからコンコースにかけて吹き抜けになっているが、プロ野球開催時には見られないように締め切られている。