スポーツの雑学・豆知識

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大阪球場の概要・基本情報・設備を画像つきで紹介

 

 南海ホークス(現・ソフトバンクホークス)の本拠地だった野球場で、南海電気鉄道が所有していた。大阪・ミナミのど真ん中に存在しており、立地条件が非常に良かった。

 球場は一層式で、一階スタンドのみ。そこまで広い敷地ではない所に3万人を超える収容のスタンドを建設したため、非常に急斜面のすり鉢状の球場として有名だった。

 球場には場外馬券売場や卓球場なども備えており、一種の娯楽施設として機能していた。

 南海の本拠地ではあったが、1979年と80年の日本シリーズは近鉄が本拠地として使用した。これは当時、藤井寺球場にナイター設備がない上に、準本拠地の日生球場も日本シリーズ開催規格であった収容人数を満たしていなかったため使用されたものだった。

 1988年にホークスがダイエーに買収された後も、近鉄が年に数試合主催試合を行うのみ。野球場としての機能がなくなってからも、長らく球場は解体されずにそのままの状態でいた。

 そのうち球場内には住宅展示場が造られ、スタンドはそのままでありながらフィールドには何軒もの住宅が並ぶというなんとも異様な光景が長い間見られた。

 最終的には1998年に解体され、跡地には2003年に商業施設・なんばパークスが建設された。ホームベースとピッチャーマウンドが在った所にはメモリアルプレートが設置され、大阪球場が在ったことを偲ばせてくれる。

 また、9階には南海ホークスメモリアルギャラリーという展示コーナーがあり、南海ホークスの事や大阪球場の事が事細かに記されている。球場が所在した事を後世に伝えていく貴重な演出にファンとしては嬉しい限りだ。

 

生まれ変わった大阪球場。

 現在は買い物客で賑わうなんばパークスとなった。

 ホームベースとピッチャーマウンドが在った場所には
メモリアルプレートが設置されている。

 ホームベースの上に立ってふと球場を思い起こしてみる。

 景観が変わっても思い出すきっかけの場所さえあれば
その価値が非常に大きくなる。

 球場が跡形も無く消えてしまったが、
こうして形に残してもらえるだけでも感謝したい。

 

ホークスメモリアルギャラリー

 なんばパークス9階には南海ホークスメモリアルギャラリーというコーナーが設けられている。(現在は9階に移転。写真は7階にあった際のもの)

 南海ホークスの歴史のみならず、大阪球場の歴史もきちんと記載されている。

 南海の有名選手の紹介もあり、トロフィーやペナントユニフォームが展示されている。

 南海はかつて大阪でも人気のチームだった。
 知らない世代が増えていく中、ホークスについてもこのように展示ができた事は非常によい事であろう。

 大阪球場も晩年は閑古鳥が鳴いていた。球場が無くなってしまうのは非常に惜しい事ではあるが、健在だったときにもっと賑わっていれば解体は防げたのかもしれない。

 廃止後、球場は住宅展示場へと変わっていた。
 球場の中に住宅を造るという発想が関西人らしくて、今となってはおもしろい。

 この空中写真からでも、ものすごい急傾斜のスタンドであった事が分かる。

 南海難波の駅前という好立地。繁華街のど真ん中に野球場があったのだ。今では市街地の球場すら少なくなっている。時代も変化してきているのをまざまざと感じる。

 

基本情報

 

所在地 大阪府大阪市浪速区難波中2-8-110
アクセス 南海本線「難波」駅下車 徒歩1分
グラウンド 両翼91.5m 中堅115.8m
収容人数 31,379人
開場・閉鎖 1950 - 1998