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ほっともっとフィールド神戸 (神戸総合運動公園野球場)の概要・基本情報・設備を画像つきで紹介

兵庫県神戸市の神戸総合運動公園内の野球場で、正式には神戸総合運動公園野球場という。開場は1988年で、開場から2003年まではグリーンスタジアム神戸という愛称で呼ばれていた。

 1989~90年の2年間は阪急を買収したオリックスの準本拠地として、1991年シーズンからはオリックスが完全移転をして正本拠地となった。チーム名もブルーウェーブとなり、その後イチローの活躍や、阪神淡路大震災後に"がんばろうKOBE"のスローガンを掲げて2年連続優勝した事などもあり、知名度は全国区となる。

 ボールパーク構想を国内でもいち早く取り入れた球場で、内野への天然芝の導入や観客席金網フェンスの引き下げ、また、今やどの球場でも取り入れ始めたフィールドシートの導入などをいち早く行った。 また、既にアメリカでは主流となっていた命名権の導入を始めたのも国内ではここが最初で、2003~04はYahoo! BBスタジアム、2005~11はスカイマークスタジアム、2011年から現在のほっともっとフィールド神戸となった。

 しかし、2005年シーズンに球界再編でオリックスと近鉄が合併する事となり、新生オリックスは本拠地を大阪ドームにする事を発表。日本一とも謳われた当球場は準本拠地に格下げされ、現在では年間15試合程度しか開催がされなくなってしまったのは非常に惜しい。

 どの座席からでも見やすく、一階席は勿論の事、二階席からでも視界を遮るものはほとんど無く、これだけ見やすい球場もなかなかない。一度でもこの球場のフィールドに映える天然芝を見たなら、野球好きの本能を燻られることだろう。  

基本情報

■兵庫県神戸市須磨区緑台3251-10
■両翼 99.1m  中堅 122m
■開場 1988年
■収容 35,000人
■使用球団 オリックス バファローズ(準本拠地)

アクセス

電車・バス

神戸の中心・三宮からは神戸市営地下鉄で約25分、総合運動公園駅で下車後徒歩1分。

 神戸の市営地下鉄は山陽新幹線の新神戸駅とも接続しており、県外からのアクセスにも便利。また、姫路や明石方面からは山陽電車が板宿にて接続している。

 改札を出て右手に行けば野球場、左手に行くと球場周辺では唯一のコンビニでもあるローソンがある。

自動車

 神戸総合運動公園の駐車場が多数あり、全てを合わせると約1,800台は収容可能。

 最も便利な駐車場はP7の野球場西駐車場。ちょうどライトスタンドの後方にあり、850台駐車可能。プロ野球開催時には満車になり次第その向かいの多目的広場を臨時駐車場として開放する。また、サブ球場の方にも臨時駐車場を開放している。

 上記のP7を含むほとんどの駐車場が一日500円で24時間出庫可能であるが、中には時間制になっていたり門限があったりする場所もあるので注意。

 

 

ギャラリー

 

内野スタンド

 

 フィールドは内外野天然芝。ボールパーク化構想が行われた2000年に、それまで土だった内野のフィールドにも天然芝が敷かれた。

 国内でもそれまでに内野のフィールドに天然芝が敷かれた事例はあったが、どの球場でも人工芝化が進んでおり全く普及しなかった。そのため、アメリカのボールパークを意識した天然芝への回帰は当時大きな話題を呼び、以後の国内の野球場へ影響を与えている。

 シートはバックネット裏のみ跳ね上げ式のシートで、それ以外は固定式背もたれ付きシート。開場当時、内野スタンドのシートはグレードによって色分けがされていたが、後に全席グリーンに塗り直され統一。周辺の木々の緑や天然芝の緑と相まって全体を美しく見せている。

外野スタンド

 

 外野スタンドのシートは全席ロングシートタイプ。両翼のポール際に背もたれ付きのシートがあるが、そこは内野席の延長。

 傾斜が緩やかで、国内の球場の中でも屈指の見やすいスタンド。前後の幅にもゆとりがあり、とても開放感のある居心地の良い外野席である。

 コンコースがスタンドの最上段にあるオープン方式のため、座席へは上段から降りてくる格好で席に向かう国内では珍しい方式。そのため、コンコースでの喫煙中や売店で買い物をしながらでも試合の様子を見る事ができる。


 

スコアボード

 

  バックネット裏のスコアボードはデジタル風で、カウント表示もデジタル表記。

 メインスコアボードは2015年に更新され、フルカラーLED方式になった。スクリーンが二つあり、左側のスクリーンには映像やスコアボード、右側のスクリーンには選手名が表記される。

コンコース

 

 

 駅前の広場からは大型スロープがあり、内野アッパーコンコースへと繋がっている。外周を一周できるようになっており、スペースもゆったりしている。

 このレベルがスタンドの最上段と同じレベルになっており、オープンコンコースになっている。この時代に造られた野球場としては当時は画期的な設計で、アメリカのボールパークを意識した造りが垣間見える。

 売店で買い物をしている時や、移動中でも"試合を見ながら"が可能。また、内野のチケットを持っていれば、このコンコース間の行き来が可能なので、試合中も様々な場所で見る事が可能なのである。

 ボールパーク化構想の際に改装され、売店類に大きなサインを使用したり、壁に野球に関する写真などを多用して、日本ではつまらないイメージの強いコンコースを明るく楽しませるものへと変えてみせた。この辺りはさすがという施しようで、他の球場にも参考にしていただきたい部分である。