野球ではボークと呼びますが、ソフトボールでは不正投球(イリーガルピッチ)と呼びます。
正しい投球方法以外の投げ方をした場合に適用します。
ここでは、参考まで例を挙げておきます。
正しい投球方法(例)
・サイン交換は、両足を投球板に乗せ、両手は離した状態で行う。
・セット(投球前準備)の際には両手をお腹の前または、横で2秒以上5秒以内完全静止しなければならない
・投球時は軸足は地面から離れてはいけない
・自由足の踏み出せる範囲は、投球板の幅以内でなければならない。
不正投球の場合のペナルティ
不正投球の場合、次のようなペナルティが与えられます。
① 打者が打たなかった場合(空振り含む)
・ディレードデッドボール(プレイが止まるまで流します)
・打者に1ボールが与えられる。
・走者には安全進塁権1個が与えられる
② 打者が打った場合(空振り除く)
・ディレードデッドボール
・攻撃側の監督に、
a)プレイの結果を生かすか
b)不正投球のペナルティをとるかの選択権が与えられる。
③ 打者に当った場合(空振り含む)
・ボールデッド
・打者に安全進塁権1個が与えられる
・走者には安全進塁権1個が与えられる
ちなみに、こんなルールがあります
『走者の有無に関係なく、投手はボールを受けるか、球審がプレイを宣告後、20秒以内に次の投球を行うこと。』
これは、不正投球にはあたりませんが打者に1ボールが与えられます。
投手以外による不正投球
投手以外による不正投球もありますので少し触れておきます。
①捕手が投球時の球が手から離れる前に捕手席外にいたとき。
②投手の手からボールが離れる前に野手が打者の視界内や至近距離に位置したり、守備位置を変えたりして打者を故意に惑わせたとき。
③投球時、捕手以外の野手がファウル地域に守備したとき。
・ボールデッド
・打者にはボール1個
・走者には1個の安全進塁権が与えられる。
~球審の心構え~
『不正投球は、1ボール・安全進塁権1個』